ニュースリリース
企業情報
マツダ、統括会社「マツダアセアンリミテッド」を設立
マツダ株式会社は、本日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域における事業の一層の拡大を目指して、新会社「Mazda ASEAN, Ltd.(マツダアセアンリミテッド)」を年内に設立すると発表した。マツダアセアンリミテッドは、本社をタイのバンコク市に置き、ASEAN地域におけるマツダのマーケティング、販売、流通業務を統括する。
マツダアセアンリミテッドは、ASEAN地域全体で、販売拡大のための支援を行い、統合されたマーケティングとPR活動を通じたマツダブランドの確立をめざす。また、マツダ車の商品開発をサポートするための市場調査、お客様のニーズを満たすためのカスタマーサービスの確実な実施をサポートする。
マツダのマルコム・ゴフ執行役員海外販売本部長は、「ASEAN地域におけるマツダの大きな成長の可能性を信じている。この地域で成長していくためには、この地域での拡販機会を見極め、個々の市場に対して統一した手法で取り組む必要がある。その意味で、マツダアセアンリミテッドの設立は大変重要な一歩である。新会社設立により、ASEAN市場への統一された取り組みを強化し、市場とお客様の期待にこれまで以上に対応出来ると確信している。」と語った。
さらに、「近年のタイ市場におけるマツダの成長には非常に満足している。このことにより、マツダがASEAN地域においてさらに成長できるという確信の裏付けになっている。タイでのマツダの販売は、2004年が前年比35%増であり、2005年もそれ以上の成長を見込んでいる。昨年後半タイに導入したMazda3はお客様から大変高い評価を得ており、タイで生産しているBシリーズトラックも好調な売れ行きである。タイ以外のASEANの主要市場においても、同様な成長を期待している。」と、加えた。
タイにおけるマツダ車販売はマツダセールスタイランド社によって行われているが、2004年の販売は14,130台である。同社傘下のタイ国内のマツダディーラー数は現在およそ80店であるが、今後さらに増やす予定である。
マツダはまた、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムなど、タイ以外の主要なASEAN諸国において現地の会社とのパートナーシップのもとマツダ車の販売を行っている。2004年のマツダ車販売は前年比25%増の約24,000台だった。これは、およそ1.3%のマーケットシェアとなる。
ASEAN、10カ国では約5億人の人口を抱えており、この地域での自動車販売は引き続き急速に伸びている。現在この地域での自動車販売は年間約170万台であるが、今後10年以内に2倍になると見込まれている。
アンゴーブ氏がマツダアセアンリミテッド社長に就任予定
オーストラリア出身のアンゴーブ氏は、1979年フォードに入社、1998年以降はASEAN地域においてフォードの事業推進においてその手腕を発揮している。PTフォードモーターインドネシア社長就任の前は、約2年半シンガポールにおいてフォードのASEAN政府業務担当組織のトップであった。
マツダは、アンゴーブ氏がこれまでにASEAN地域での業務で得た幅広い経験が、マツダでの新しい任務に活かされ、新会社の運営が効果的に行われることを期待している。 |